海外で研究者になる 就活と仕事事情
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あ、俺には無理だわってなったsta.icon*2
sta.icon所感
数ヶ年計画で正しい準備をすれば……、多くの日本人研究者にとって、海外PIは決して手の届かない目標ではない。
いや無理だろ
これできる力あるならどこでもやっていけるくない?
なんか「ちゃんと正しく準備すれば1年でチュウニズムでレート15取れるよ」みたいな壁を感じる(音ゲーのたとえ微妙だが) 英語始め多言語喋れる程度の能力や努力は前提
人脈めっちゃ大事
「既存の人間が知っている人」でないとまず相手にされない、くらいに考えた方が良いレベル
ただし研究界隈自体が「誰かと働く」が当たり前の世界なので、別に人見知りでも普通にいけるんじゃねって風には見えるsta.icon
公募の出来レース感
知らない人が応募しても「この人誰?」になる
逆に知り合いが一人でもいると違う
研究費を得る活動は切っても切り離せない
アピールのための文書づくり
金と生活と雑務の良し悪しは国によりけりだが一長一短
日本は打ち合わせ多いし雑務も授業もまあまあ多いし休み無いけど、良さもある
なんだっけ(パット思い出せんが何か書いてた)sta.icon
イギリスは授業がしんどい
学生遠慮ないし評価されて査定にもダイレクトに響く
給料高いけど家賃べらぼうであまり金銭的メリットない国とか
良い大学になればなるほど研究に集中しやすく、逆に二流三流だと授業に忙殺など研究しづらい
日本は制度面も人材面もガラパゴス
行動につなげる気はないのでメモする気は起きない。
どうしようかな。
とりあえず、参考にできそうな概念まわり取り上げてみる
PI
大学・研究所の、研究主宰者
著者は「一国の城主」と表現しているsta.icon
研究室を自分色に染め上げることができる
日本では教授レベルでないと無理だが、海外では准教授クラスでも持てる
提出するのは大体以下
研究説明書
教育説明書
推薦書
履歴書
カバーレター
家でも休日でも仕事してる
成功しているPIは、どこかで猛烈に仕事をしている。世界中の研究者が鎬を削っている。働きバチの国とも競争しているのだから……「定時以外は働きません」という姿勢では、とうてい世界とは張り合えない。
テニュア
終身在職権
n年様子見て、審査通ったらこれもらう、みたいな形態が多い
n=6など割と長い(アメリカ)
この期間をテニュア・トラック
カウンター・オファー
片方の内定をちらつかせて交渉すること
日本では好まれないらしい
どのような書類でも、読み手がいて、読み手には時間がないのが世の中の常である
結局のところ、人間が人間を判断するのだ。
一票の価値
アメリカでは助教も教授も同じ一票
ドイツ、シンガポール、中国は学科長学部長がワンマンだったり
人とのつながり
推薦者三人くらいいないようでは時期尚早
国際学会に行っても発表して返ってくるだけでは(つながりつくれないから)効果がない
誰と論文を書いたか(論文リストに現れる共著者名)見てるよ
採用は割と運ゲー
著者は数撃つ&出した後は放っておくタイプ
一方で決め打ちで狙いに行くインタビュイーもいたsta.icon
三年間のどこかで、自分にとっての当たり公募もきっとどこかに出てきて、三年経つとだいたい一巡する。なので、三年間は続けよう。
プレゼンは20回繰り返せばよどみなく喋れる
オンリーワンを重視するアメリカ
デンマークやオーストラリアは給料は年功序列と職階
アメリカは夏休み三ヶ月間は給料が出ない
学振
海外に滞在できる制度がある(金が出る)
へーsta.icon
研究者は小間切れ時間よりもまとまった時間帯を好む
これは俺もsta.icon
日本の昇進事情
上の教授が決める
国立大学では定数が厳格
筆者のイギリスや所属大学の世界観
面接体験
面接者全員がその日のうちに仲良くなる(一緒に飲む)
面接クソ長い
2dayとか
学生の頑張らなさ
アメリカ人もドイツ人もブラジル人も一様に驚くレベル
会議少ない理由
トップダウン
権限移譲
たとえば「交換留学担当」を一准教授に「全部お前に任せた」する
それでも学科長レベルの判断や合意は必要で、日本と同レベルで激務らしい
問題は蒸発する
来ない学生とか
そうやって蒸発することが結構多い、日本では、解決しない限り、問題は机の上から消えずに粘って座っている。
夜は頑張らない
すでにそわそわしている。夜に研究をがんばろう、ということはほとんどない。ヨーロッパ人も国によるがこれに次ぎ、中国人などが居残ってがんばる傾向がある。
日本では、教員、ポスドク、大学院とも、夜七、八時、あるいはもっと遅くまで大学で働くことが珍しくない。
事務機能がしょぼい
のびのび働けるけど自由なのでかんたんに麻痺する
それでも仕事が辛いのか、事務職員はしょっちゅうう辞めて、人が入れ替わる。……このじれったさが本当に嫌なら、日本に帰るほうがいいかもしれない。
あー、日本のクオリティに慣れてるときつそうsta.icon
日本のお役所仕事でもまだまだ腹が立つのに
インタビュイーたちの声(就活編も億に事情編も全部混ぜる)
アメリカ
需要に乗れた
PIでは血統が大事
どこそこの研究所から来てる、推薦書がある、有名大学出身である etc
PI就活の方法論ができあがっている
PIはマジで家でも仕事してる
放任なので好きにできる。研究費取って学部の仕事こなせればよい
仕草や冗談の種類とか「難しいなコイツ」と判断されることがあるかも
「その辺の日常感覚も大きい」という
イギリス
2018年現在は就活市場混ざっててアメリカ勢も多い
「どういうキャラで、どういう人間として受け取られたいか?」
「我々に何をもたらしてくれるか?」
カウンターオファーいけます
PIが集まると金の話ばっかしてる
内定後の研究費獲得競争は熾烈。日本の比ではない
デンマーク
WLBしっかりしてる
子供いる人は16時に帰るし、17時に会議しても誰も集まらない
「こいつ向いてないから会議入れるのやめよ」はある
自分が主張してて、周囲も理解している場合
誰も得しないので「やめよ」に倒れる
オーストラリア
仲良くなったらどんなに偉い人でも推薦書書いてくれる
人口少なくて研究者も少ないので審査も身内
ずるいというよりは、30人しかいなかったらそうならざるをえない。
シンガポール
学長や学部長に気に入られればオッケー。上が決めちゃう
たとえば博士号取り立てのAssitant Professorで年収900万
が、社宅が3ベッドルームで18万/月。補助ないと50万らしい
ひーsta.icon*2
大学「その差額が福利厚生です」
強烈にトップダウンで「こう決まりました」がデフォ
治安は日本にかなり近い
文句はほとんどない。家と車が高いことくらい
中国
採用過程もそうだが……ディレクターからのトップダウンで決定が速い。
私以外にイネ……研究を行っているメンバーが全くいなかったため、研究所の需要にフィットしました
「需要に乗る」も大事そやなsta.icon
競争熾烈になってきてるので教授になるのキツイよ
今どきのポスドクは海外出て積まないと見向きもされない
スイス
学生にどうやって仕事させるか
朝から晩まで仕事する人なんていないし、休暇多いし給料高い
でかい予算取りたいならチューリヒ工科大学 or ローザンヌ工科大学くらいしかない
韓国
はっきり区切られる
あとの五ヶ月は「とにかく研究に専念して下さい」と言われる。その時期は、業務もほとんどない。
大学院に行く傾向強くなってきた
背景として、政府が学生にしっかりとした支援をするようになってきた
おわた
61%
雑務クソきついやん
学生の相手
あと研究費得るための活動
相手も人なので読んでもらえるものを書かなきゃいけない、みたいな世界らしい
10%
コネきついな
推薦書書いてもらうために「(優秀な人)3人くらいパッと見つけられなければまだ時期尚早だろう」的なこと言うてる
そもそも英語は前提となっているが、sta.iconにその気はないので参考にはならない
ダシにするか
休暇多い、雑務少ない傾向は多いみたいで羨ましい
まだ0%